家に帰って、玄関に入ると、ミーアがいつものように鳴きながら出迎えに来た。
ん??
いつもとはちょっと違うぞ?
なにやら奥のリビングから人の声が聞こえるではないか!
さては、ついに私の魅力に魅せられ、マンションの壁を攀じ登り、3階まで登ったストーカーが現れたな。
って、そんなヤツいるわけないか。
ミーアを抱き上げ、入ってみると、
案の定、テレビが点いていた。
朝出かけるときは、確実に消したから、犯人は一人(?)しかいない!
「ミーア、キミはテレビ見ないくせに、なぜ点けるんだ?しかもつけっぱなしじゃないか!」
「にゃ~ゴロゴロ」
・・・・・・
「いいよ、いいよ、テレビぐらい点けたって。火さえつけなければ、もう何でも許しちゃう♥」