さて、元日の2時に家に戻って、初日の出が見たいと言ったら、
彼が3時間仮眠してから朝日のきれいなところに連れて行ってくれると言った。
寝過ごしちゃうといけないと思って、頑張って5時まで起きていた。
しかし、いくら起こしても彼は起きなかった。
まぁ、想定の範囲内だけどね。
私もあきらめてミーアをお布団に拉致して一緒に寝た。
午後4時になって、ようやく彼が目を覚ましたから遅いブランチ(?もはやブランチというより夕飯??)
を食べに出かけた。食事の後はあったか~いセーターを買ってもらっちゃった♪
そして、なんと、夕方7時に再び出発!
今度は普段あまり行かない東北方面へ、太平洋沿いをひたすら走る。
元日だからか、道は空いていた。というより、あまり車がいなかった。
道もきれいに舗装されていて、信号もほとんどなくて、一般道なのに、高速道路と化していた。
わずかにいた車はみんな飛ばしていたが、後ろからすごい勢いで追い越して行った猛者がいた。
多分時速120キロは出していたと思う。
ナンバーを見ると、私たちよりも遠い静岡ナンバーだった。
「あぁ、そりゃ飛ばすよね。」と妙に納得。
そして、もはや見えなくなっていたその車の乗り手に、ちょっと親近感を感じていた。
だって、お正月の夜に一般道をはるばる東北に向かって走る酔狂なヤツはそうそういないと思うから。
そんなわけで意外と早い時点で福島県を走り抜けた。
道中右側に太平洋の風景が広がっているはずだったけど、暗くてなにも見えなかった。
また適当な場所で一泊して、2日の朝は仙台に向かった。
ナビで探した近くの神社に初詣。
どこの神様が祀られているのかもよく分からず、
ずらーーーと並んだお賽銭箱に1枚ずつコインを投げ入れ、
ずらーーーと並んだ神像にお祈りをした。
願いは全部同じ内容だった。
戌年だからか、ワンちゃん連れの参拝客が多かった。
おみくじを引こうと並んでいたら、
前の人が連れていたワンちゃんがなぜかハッハッと嬉しそうに私に近寄り、
そして、雪融け水でぬかるんだ地面をぺたぺた踏んだその足で!!
私の両太ももに抱きついた。(--;;
っておい、見事に足跡のプリントがついちゃったじゃないか。
まぁ、ジーンズだし、ワンちゃんかわいいから許すけど、
ちらっとこっちを見て、見てみぬふりしてまた背中を向けた飼い主さん、あなたはどうかと思うよ?
初詣も終わって、仙台と言えば、やっぱり牛タン!!
地元の名店を知らないから、とりあえず仙台駅の中の牛タン通りに行ってみた。
どのお店もいっぱい並んでて、当たりハズレはなさそうだ。
メニューと店内の雰囲気で判断して、一軒選んで入った。
出された牛タンステーキは、私が知っていた牛タンの概念を覆した。
え~~~?牛タンってこんなに柔らかいんだっけ?
しかも、ぶ厚い!
(でも、焼肉屋さんで最初に頼む薄っぺらのタン塩のこりこりした食感も好きだけどね)
それにテールスープもあっさりしてて美味しかった♪
彼が牛タン1.5人前プラスご飯を2回もおかわりしちゃったぐらいだ。
満腹した後は日本三景の一つーーーー松島を観光した。
う・・・ん、はっきり言って、なぜこれが日本三景???としか思わなかった。
最初場所を間違えたのかと思っちゃった。
でも「日本三景松島」という石碑(?看板?)があるし。
きっと私には分からない良さがあるのね。
↑松島の風景よりも私の目を惹いたのはこの水鳥たちだった。
冬の夕暮れは早い、まだ4時過ぎたばかりなのに、もう暗くなり始めていた。
猫たちのことが心配だから、2泊はできない。そろそろ帰らなければ。
本当は帰りは岩手から秋田にまわって、日本海側を通って、
ご当地名物料理を食べたり、温泉に入ったり、ゆっくり帰りたかったけど、それはまた今度。
ずぅっと運転してくれた彼に感謝したくて、彼の大好物の牛肉をごちそうしようと思った。
帰り道の途中で米沢に立ち寄って、うわさの米沢牛を味わうことにした。
ところがまだ2日だったから、どのお店に電話してもお休み。
しかもこの辺のお店みんな閉まるのが早い!!夜8時とか、9時とか。
片っぱしから電話をかけ続けているうちに、時刻は8時15分をまわった。
これじゃたとえやってるお店があったとしても、もう閉店間際で入れないだろう。
彼も「しょうがないよ。また今度食べに来ればいいよ。東京にもきっとお店あるし。」と言ってくれた。
しぶしぶと諦めたその時!!
道端にお店発見しかも明かりがついてて、営業中♪
着く前にお店閉まっちゃうと思って電話しなかったお店だ。まさかすぐ近くだったとは。ついてる~♪
早速入ってみた。
ステーキと焼肉としゃぶしゃぶとすき焼きの4つのゾーンに分かれていて、
彼のリクエストで焼肉に決定。
メニューにある普通の(?)米沢牛以外に「本日のおすすめ」の高級お肉があって、
その盛り合わせを頼んだ。
出てきたお肉は期待以上のものだった。
肉好きの彼はもちろん、 もともと牛肉はあまり好きではなかった私も、
「お肉ってこんなに美味しかったんだ~」と感動して、パクパクと彼と同じ分量食べてしまった。(^^;;
あぁ、彼に食べさせたいと思って入ったのに・・・(汗)
いっぱい食べたあとはすっかり暗くなった雪道を東京に向かって走った。
道路の両脇は高く積み上げた雪の壁、そして夜空から舞い降りる雪、
幻想的な雰囲気を醸し出していた。
いつしか私は眠りに落ちていた。
東京に入った頃、うとうとしていた私は突然目を覚ますと、目の前に車がーーっ!
「きゃ~~、またニュースに出ちゃう~~」
と同時に彼が急ブレーキーをかけた。
間一髪で事故は避けられたが、しばらく心臓がバクバクしていた。
どうやら彼も疲れてちょっと居眠りしていたらしい。
無理もない、時はすでに早朝の4時。
本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
今度また美味しいお肉食べに行こう(^o^)/
ちなみに年末年始の2回のドライブでの走行距離は2千キロ。ちょっと走りすぎ?(^^;;