さて、先生から画期的な薬の与え方を教わって、家に帰って早速実行してみた。
まず、下痢の症状が一番気になるウインクから。
病院では先生の指に噛り付くほど食いつきがよかったのに、
やっぱり薬を混ぜると食べたがらない。
ふっ、人(猫)生経験浅いのに、キミもなかなかヤルね。
ま、想定範囲内(?)の反応だったから、気にせず次のステップへーーーー
ウインクの鼻にペチョとつけてみた。
しばらくぽかーんとしていたが、可愛いピンクの舌を出してペロッ。
おぉっ!!舐めた~~~~♪
更につけようとしたが、ウインクが嫌がったので、ストレスの少ないようにと、おててにペチョ。
しかし、これが失敗だった。
なんとウインクは舐めずにそのまま放置。
・・・キミって、意外と神経太いのね?(--;;
しかも、おててに軟膏をつけたままトイレに入ったものだから、トイレ砂がいっぱいくっついてしまった。
ネコとして、どうかと思うよ、ウインク?
慌てて拭き取ってあげた。(実はこれがウインクの作戦だったりして・・・?)
でも、口につければ舐めることが分かったので、以降そうすることにした。
次に元ゲンチビことジュニアの番。
この仔は2種類の薬が出ているので、量がウインクより断然多い。
その分軟膏も多目に混ぜた。
ジュニアは自分からはもちろん舐めてくれなかったし、
鼻につけたのを仕方なしに舐めたあと、ヨダレだらだら泡吹き吹きの蟹さん状態(--;;
薬の量が多いから全部鼻につけられず、前足にペチョっとやってみたら、
ブンブン前足を振り回して、薬のほとんどを振り落としてしまった。(涙)
なので、ジュニアに薬を飲ませた後が一番大変。
ヨダレと飛散した軟膏を拭いて回らなくちゃいけない。
でも、ジュニアは一応身嗜みがしっかりした仔で、きれいに体を掃除するので、
軟膏を薄く延ばして振り落とせないように前足につければ、比較的いっぱい飲ませられる。
最後にミーア。
実はミーアに飲ませるのが一番楽だと思う。
力が仔猫たちよりあるが、性格がとても大人しいので、絶対に(私に)怒らない。
せいぜい「フニャ・・・」と鳴いて後ずさるぐらい。
爪もそれほど立てない。
あと、ミーアを押さえる力加減を把握してるから、仔猫のときのように、
「痛くしちゃったらどうしよう。」とか、「ウインクの心臓がバクバクしてる!心臓に悪いかも。」とか、
心配しなくて済む。
ミーアに飲ませるときは、左手に軟膏を載せたスプーン、右手でそれを小分けにして飲ませるが、
両手が塞がって、後ずさるミーアを固定できない。
そこで、私が取ったポーズはーーーー
ミーアを膝の間に挟むようにして床に正座する。
もっと分かりやすく言えば、馬乗りならぬ「猫乗り」の体勢。
もちろん体重をかけないが、これでミーアの逃げ道を封じることが出来る。
あとは「ふっふっふ」と笑って、(←ウソ)少しずつ薬を口や鼻の周りにつけるだけ。
最後に指に残った軟膏をミーアの前足に塗りつけて終わり。
ふぅ~~(^^)
3匹にお口直しにごはんを出して食べさせる。
これはネコが食後に体を舐める習性を利用して、念のために足に残った薬を全部舐めてもらうため。
3匹が揃って顔を洗ってるところは、なんとも可愛い光景である。(^^)v
(ちなみに楽になったとはいえ、薬飲ませてる時は戦争なので、写真が撮れません・・・(^^;;)
愛猫に薬を飲ませるのに苦労してる方や、これから万が一愛猫が病気にかかった場合、
ぜひこの方法を試してみてくださいね。
注:軟膏は栄養剤でも毛玉取りでもOKだそうです。混ぜる薬は粉薬です。
(錠剤には別の方法があるらしいです。)
必死で手についた薬を舐め取るミーアとジュニア