ウインクとジュニアがうちに来たときは、あまり健康的な状態ではなかった。
2匹とも元気はあったものの、フィジカル的にいろいろ問題があった。
ウインクの片目がないことと、心臓の畸形は生まれつきなので、本にゃんも私たちも受け入れていた。
しかし、他のことは人間の管理の責任だと思う。
例えば、お母さんネコの飼い主さんが仔猫たちを1回目のワクチンに連れて行った時、
健康検査で「耳の中が汚い」と言われたそうだ。
私たちが引き取りに行った日にそれを教えてくれた。
確かにみんな耳の中が真っ黒な位に汚れていた。
普通、病院で気付いた時点で、耳掃除やら病気の検査やら、
なんらかの処置を取るものと思うのだが、仔猫たちは何もしてもらえなかったようだ。
そして、寄生虫の有無、これも健康検査の不可欠な項目だと思っていたが、
あちらの病院では、便の検査すらしていなかった。
なので、ウインクの寄生虫による下痢もずっとそのまま、
もしかしたら、下痢していたこと自体気付いてもらえなかったのかもしれない。
(費用のことが理由だったのかもしれない。でもうちに来る子の分の出費は後からうちに請求することになっていたし、実際にワクチン代と、体温&体重測定ぐらいしかやってない健康検査代で\11,000請求された。)
それからハゲのこと。これは前にメールで知らせてもらっていた。
ワクチンの日についでに診てもらったそうだが、結局原因も分からず、治療法も出なかった。
ただ殺菌作用のあるシャンプーでこまめにシャンプーするとだけ。
8/13に仔猫たちをうちに連れ帰ってから、すぐにウインクが下痢していることに気付いた。
最初は急に環境が変わったことへのストレスや、
(少量ずつ切り換えているが)新しいごはんに慣れていないからだと思った。
しかし、よく考えたらウインクはうちに来る前、下腹部の毛にウンチの汚れがドバーとついていた。
猫トイレで寝ていたのだろうとその時は気に留めなかったが、
本当はウインク自身の下痢便が付着したものでしょう。
ということは、ウインクの下痢はかなり続いたことになる。
そこで、1日置いて8/15に2匹ともミーアの罹りつけの病院に連れて行った。
検便の結果、すぐにウインクのお腹の中に原虫トリコモナスが大量にいることが分かった。
そして耳の黒い汚れについては、
何かの汚れなのか、耳垢なのか、耳ダニの糞なのか、何かの病気で炎症を起こしているのか、
いろいろ原因が考えられるが、まず1、2回きれいにしてみて、
また汚れるようだったら細密な検査をした方がいいとアドバイスされた。
というわけで、この日は2匹とも耳洗浄(Aタイプ)してもらった。
(ちなみにミーアはうちに来て1年あまり、耳が汚れたことは一度もない。毎回病院に行ったとき先生に誉められたぐらいだ。)
6日後の8/21、3匹一緒に再診を受けた。
ミーアとジュニアに寄生虫はうつっておらず、ウインクの数値もだいぶ下がった。
やっと少し気が楽になった。
この日はジュニアの耳がまた汚れたのと、皮膚の下にブツブツがあることがすっと気になっていたので、
一緒に検査してもらった。
結果は真菌、いわゆるカビのせいだった。ハゲの原因も多分そう。
このまま自分でよくなれば、特に治療する必要はないとのことで、様子を見ることにした。
更に1週間後、8/28、ジュニアとウインクだけで再診。
トリコモナスは完全になくなり、キャンピロバクターがちょっと数値高め。
ジュニアの耳にまた汚れがあったので、3度目の洗浄(今度はBタイプにグレードアップ)。
そして、耳と皮膚のカビ菌をやっつける塗り薬を出された。
現在の2匹の健康状況ーーーー
一時期軟便をしていたジュニアは完全にコロコロした正常な便になり、耳の汚れもあまりない。
皮膚のブツブツとハゲが少し気になる程度。
ウインクはひどかった水っぽい便から、粘土のような軟便をするまでにだいぶよくなった。
耳の汚れは少し目立つ程度。
問題は後ろ足の太ももの内側が全部ハゲている。
時々20~30本の毛の束がフケのような皮膚にくっついている状態で落ちている。
とりあえず投薬を続けながら、しばらく病院に通うことになりそうだ。
(これまでにかかった費用は7万円。もうとっくに私の医療費用を超えている。やっぱ保健が効かないのって大きいわ。)
シリアスに書いてしまったが、幸い2匹とも食欲もあり、遊ぶ元気もいっぱいだ。
絶対、この子たちが健康的になるように、ちゃんとした管理と治療をしてあげたいと思う。
今日もミーアママは見えない仔猫たちの病魔と闘うのだった。