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昨日の夜、彼が一晩中ひどく咳き込んで、息もできないぐらいに苦しくゼェゼェハァハァやっていた。
 
もともと喘息気味と聞いていたので、咳止めと喘息の薬を飲ませた。
 
二人ともほとんど一睡もできなかった。
 
実は先週帰ってきたときもまったく同じことがあった。
 
夜が明けるのを待って、私が前通っていた病院に連れて行った。
 
先生は問診でまず喘息と診断して、点滴と採血とレントゲンを撮るように指示した。
 
ところが、レントゲンを見ると今度はCTを撮らせた。
 
そして、CTのフィルムを見て、開口一番「即、入院してください!」と言った。
 
・・・・・・
 
確か、前に私がCTを撮ったときも、(違う先生だが)開口一番そう言われた。
 
ウソのような話だが、どうやら私たちは2人揃って、「即入院」が必要な病気に罹っているらしい。
 
しかも、彼の方がより深刻らしい。
 
「仕事のことがあるので、すぐには入院できない」と言う彼に、
 
先生は「命の危険があるんですよ。」と説得。
なんでも、CTでは肺に白い網状のものが写っているらしい。
 
もしや、肺癌??
 
ネコを飼っていることと、そのネコたちが真菌症の治療中ということを話すと、
 
そのカビが肺に入ったのかもしれないと言われた。
 
ほかに心当たりは?と聞かれて、彼が「同居人が原因不明の腹水」と話すと、
 
その先生は「あぁ、もしかしてこちらにかかられた女性の方?」
 
どうやら、私の怪病のことはこの病院で知れ渡っているらしい。(汗)
 
そんなんこんなんで、
 
「(検査結果を聞きに)月曜日の朝に必ず来てください。」と
 
「発作が起きたら、救急車を呼んでください。」と念を押されて、
 
今日はとりあえず入院せずに、3日間薬を飲んで様子を見ることになった。
 
 
 
20代の女性が原因不明の腹水を出す確率ってどのくらいだろう・・・
 
更にその婚約者が肺の病変で緊急入院が必要になる確率は?
 
もしかして私たちは宝くじに当たるよりも低い確率の事態に遭遇してしまったのだろうか?
 
今まで私は自分の病気をさほど深刻に考えていなかった。
 
手術について悩んだりもしたけれど、きっとなんとかなると根拠のない余裕を持っていた。
 
しかし、彼の病気のことを聞いて途方に暮れた。
 
 
 
彼にはすぐに入院が必要。
 
一方、来週金曜日に私の手術がある。
 
どっちも相手の面倒が見れないし、2人とも入院してしまっては、3匹のネコはどうする?!
 
それに経済面も厳しくなるだろう。
 
彼の治療費、私の治療費、ネコの治療費(未だに真菌の治療が続いている)に加え、
 
マンションのローン。
 
2人とも入院で働けない(=収入ゼロ)では、家庭崩壊も免れない?
 
それから、万が一彼の病因がネコにあると診断されたとき、ネコたちをどうすればいいんだろう。
 
猫アレルギーと判明しても、たとえ腹水の原因が猫にあったとしても、
 
私はミーアたちを手放すことはできない。
 
でも、彼がネコたちによって死の危険に晒されているとしたら、
 
(彼自身は手放したくないと言ってるけど)私はきっとどっちかを選ばなければいけなくなるのでは?
 
ネコたちを引き取って彼と別れるか、
 
ネコたちを人に譲って、彼と一緒に住むか・・・
 
 
 
どちらも今の私には選べない。
 
彼と私の診断が出たら判断しよう。
昨日の午前中、彼の診断を聞きに病院へ。
 
この3日間薬を飲んだおかげか、症状がだいぶ和らいできた。
 
一応「過敏性肺炎」という診断がくだされ、(病因はやはりネコと思われる)
 
そうすぐに入院!というほどではなくなった。
 
先生の勧めで、午後に呼吸器の専門外来で診てもらうことになった。
 
 
 
一旦帰宅して、午後また病院へ行った。
 
呼吸器の先生も、
 
「今すぐ入院しなくてもいいが、日程を調整して近いうちに一回検査入院したほうがいい」
 
との意見。
 
そして、精密検査を受けるために、私が入ってるJ大学病院に紹介状を書いてくださった。
 
本当にホッとした。
 
これでやっと安心して熟睡できる。
 
前日の夜なんか、彼が寝てる間に発作を起こして、呼吸ができなくなってしまうのを心配して、
 
ずっと彼の息に神経を集中させて、ほとんど眠れなかったのだ。
 
 
 
夕方はウインクとジュニアを病院に連れて行った。
 
ウインクは真菌症の再診で、やはりまだカビはいた!
 
先生も困った様子で、別の薬を処方した。
 
ジュニアは至って元気で、特に病気があるわけではなかったが、
 
実は1ヶ月ぐらい前から、体の大きさがほとんど変わってない。
 
成長が止まっているんじゃないかと思って、心配になって連れて行った。
 
体重を量ってみるとやっぱり、9月末に家で量った時の1.8kgと同じ。
 
一方、ウインクはすっかりぷくぷくと太っちゃって、2kgを超えた。
 
ついに体重がジュニアのを上回ってしまった。
 
う・・・ん、喜んでいいのか、いけないのか、よく分からない。(--;;
 
しかし、先生は特にジュニアの体に異常はないという。
 
もうしばらく様子を見てみよう。

再び外泊

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なんか、手術検査の後、ある程度回復したら、検査の結果が出るまで特にやることもないからと、
 
ちょくちょく外泊許可が出るようになった。
 
前回は先週火曜日から木曜日の夕方までで、
 
一旦病院戻って、次の金曜日にまた許可が出て、今日に至る。
 
・・・ってこの1週間、病院にいたのは1日だけじゃないか!
 
それで毎日入院費用カウントされてるから、ちょっとイタイ。(T_T)
 
しかも診断が出るのは今週金曜日と言われたので、
 
この後病院に戻るのだが、多分今週もたっぷり外泊できると思われ・・・ハァ~
 
 
外泊日の過ごし方
 
家に帰ってまず掃除、片付け、洗濯・・・etc.
 
寒くなったので、冬支度のいろいろ。
 
こたつ布団を干したり、ホットカーペットを探し出したり、
 
お布団を羽毛布団に変えて、今までのを干してしまったり・・・
 
時々動きすぎて、傷口が痛んだり。
 
「なんで入院患者なのに、こんなことしてるんだろう?」とふと悲しくなったり。
 
でも、誰かがやらなければならないことで、誰も(=彼が)やらなければ私がやるしかない・・・
 
 
 
それから、彼とDVDを借りて映画鑑賞。
 
ずっと観たいと思ってた『50回目のファーストキス』をやっと観ることができた
 
もう最高!!
 
今年観た映画の中で一番よかったし、
 
もう一度と言わず、何度でも観たい映画である。
 
特にラストのあまりにも幸せすぎるハッピーエンディングには、ホロリと涙した。
 
今流行りの純愛モノにありがちな意地悪としか思えないほどの悲劇的ストーリー展開や、
 
お涙ちょうだい!な煽りや、ご都合主義的奇遇・奇跡は一切なく、
 
物語はまさに収まるべきところに収まった感じ。
 
それでいてまったく思いつかなかったエンディングを見せてくれた。
 
また、動物たちの好演ぶりもツボだった。(^^)
 
レンタルじゃなくて、保存版に買っちゃおうかな?
 
 
 
DVD鑑賞と言えば、先週彼ととてもレアなDVDを観た。
 
それは・・・
 
 
 
 
 
 
なんと、私の検査手術の一部始終を記録したDVDだった!!
 
手術を担当した先生が、映像を見せながら、
 
どんな症状が見られ、どんな処置をしたかを説明してくれた。
 
う~~ん、自分のお腹の中が見れるって、そうそうないことだわ。
 
お腹がぶすりと刺されるのを、お腹の内側の視点から見たときは、ちょっと衝撃的だったな。
 
それに、腸やら内臓を器械で翻されたり、(裏側をよく見るため)
 
出血したところをジュワっと電気メスで焼かれたりするところを見たときは、少しムッとした。
 
「人の内臓をもうちょっと丁寧に扱って!物みたいにいじらないでよっ」ってね(^^;;
 
でも、先生たちから見れば、モノだよね。
 
物だと思ってるからこそ、いろいろ冷静な処置が取れるでしょうね。
 
あと感心したのは、内臓ってきれいな色してるんだな~ということ。(^^)
 
興味のある方は、お近くのT○UTAYAへ・・・・(置いてあるわけないか。)
 
 
 
日曜日、ウインクとジュニアを再診に連れて行った。
 
真菌はかなり治まった様子。念のために最後の1週間分の薬が出された。
 
2匹とも200g増しで、ウインクは2.3kg、ジュニアは2.05kg。
 
まだまだジュニアが負けている。
 
 
 
病院から帰って、彼がこうようを見に行こうようと、近場の紅葉スポットに出かけた。
 
と言っても、車で2時間半、近づいた頃にはすっかり日が暮れ始めていて、
 
しかも前は車の長蛇!
 
このまま行っても、どうせ辿り着くときにはもう真っ暗で見えなくなってるはずだと、引き返した。
 
うぅ、今年もまた、紅葉が見れず終いかな?

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