朝、家を出ようとしたら、ミーアが見当たらないことに気付いた。
おかしいな、ついさっきまで朝ごはんを食べて、その辺で毛繕いしてたはずなのに。
洗面所やトイレ、クローゼットなどに入り込んだのを、閉じ込めちゃったのかしら?
しかし全部開けてみてもいないし、
第一、閉じ込められたらとっくに泣いてるはずだから。
時刻はすでにギリギリ、早く出かけなきゃいけないのに、出られない。
「ミーア、ミ~~ア~~~~~~~~~~~~~~~~」
と呼びながら家中探していると、
「にゃ~に?」
という顔して、ミーアがこたつから頭を覗かせた・・・・・・
おい!キミはこたつが好きじゃないではなかったか?!
ママがまだ出かけてないのに、何ご飯もらって早々、お眠り体勢に入ってるんだ?!
いきなり見えなくなるから、心配したじゃないか!!
と内心思いながらも、猫撫で声で、
「あらァ、ミーア、起こしちゃった?ごめんねぇ。
じゃママ行ってくるね。ゆっくりお休み~」と言った。
そしたらなんと、ミーアはこたつから出てきて、玄関まで見送りに来てくれたのだ。
あぁ~、シアワセ・・・
その幸せを噛みしめながら、駅までダッシュしたのだった。
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