社内連絡で、健康診断を行うことになったらしい。
それでまた思い出した、子供のころの身体検査のエピソード。
小学生5年生?ぐらいのときから近視で、メガネをかけていた。
それがコンプレックスとなって、視力検査が唯一苦手な項目だった。
視力検査の時間が近づくと、まるでテスト前のようにドキドキしちゃうし、
検査結果を出されたときは、いつも赤点を取ったみないにガックリ・・・
あるとき、みんなで列を作って、検査の順番を待っていて、
前の子が検査を受けてるのを見ていると、パっとひらめいたーーー
そうだ、視力検査表のレイアウトを暗記しちゃえばいいんだ!!
私って、天才かも?!イェェーーーイ(^o^)v
そこで、自分の番が来るまで、必死で「右、左、右、上・・・・ブツブツ」と暗記した。
でも今までの視力の記録があるから、いきなり2.0とかになったらおかしいと考えて、
0.7ぐらいのところで妥協することにした。へへへ、我ながら完璧だぜ・・・
いや~このときほど、視力検査を待ち望んだことはなかった。
さて、いざ出陣!
意気揚々と前に出て、メガネをはずして、「0.7取るぞ!」と気合をいれた。
がっ!!
すぐにとんでもない誤算があったことに気付いた・・・
聡明な皆さんはもうお分かりですね。
はい、そうです。
幼き日の私の頭の中には、視力検査表のレイアウトが全部しっかりと暗記されていたが、
私の目には、先生の棒の細い先がどこを指してるのか、
ぼやけてよく見えなかったのだ (@_@;
まさか、
「先生、すみません、それは上から何段目の、左から何個目ですかぁ?」
と聞くわけにもいかず、
泣く泣く「わかりません・・・」と正直に答えた。
さすがは先生、見事に私の作戦の裏をかいてくれたわ、恐るべしっ!
って、たぶん先生は私の作戦など、気付きもしなかっただろうな。
はぁ~、切ない。
コメントする