ミーアのトイレ事情・その3

思えば、ミーアは来たその日から、繊細とは反対の図太さを見せていた。

ミーアを買って帰った日、さっそく猫トイレと猫砂も買ってきた。

いっぱいミルクを飲ませて、いっぱい遊んで、

さてそろそろ寝ようかなという頃になっても、一向にトイレに行く気配がない。

これは困った。

私が寝てる間にどこかトイレ以外の場所でして、そこをトイレと思い込んだら大変だ。

私はミーアをトイレと一緒の部屋にしばらく閉じ込めておこうとした。

しかし、私の姿が見えなくなると、ミーアはなんとも悲しそうな声で泣き出した。

5分経っても、10分経っても泣き続けるので、私まで泣けてきた。

「ごめんね、ミーア。もうトイレなんかどうでもいいよ。ごめんね。」

と部屋のドアを開けたら、今度は実に甘えた声で「ニャ~」と鳴くのだった。

抱っこすると、頭をこすり付けてきたり、ゴロゴロ喉をならしたり、手をモミモミさせたりと大忙し。

「よしよし、さみしかったの」 「ニャー」

「オシッコはまだしたくないの」 「ニャー」

「じゃ、ママと一緒に寝ようか」 「ニャー」

電気を消し、ふとんに入り、寝ようとした。

その時!ミーアはトコトコやってきて、ふとんの上を前足でカキカキしたかと思うと、

ジョーーーー

!!

私はがばっと飛び起き、まだオシッコしているミーアを抱き上げ、トイレまで走り、ぽとっと入れた。

よっぽど我慢していたのか、ミーアは私に抱かれている間中もずっとオシッコし続け、

私のパジャマをぬらしたのだった。

それから、パジャマとふとんカバーやシーツを取替えたり、

ふとんに消臭スプレーをかけ、ベランダに干したり、

床についたオシッコを拭いたり・・・

作業は延々と夜中まで続いたのであった。

それにしても、いきなり人が寝てる横でオシッコするなんて、ミーアはかなりのツワモノかも?

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