2005年11月26日アーカイブ[1/1]ページ

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サルコイドーシス
 
「サルコイドーシスと云う病気は全身の色々な臓器に結核を始めとする感染症によく似た病巣を作る疾患です。一般にそのような病巣を類上皮細胞肉芽腫と呼んでおります。しかし、現在までその原因は明確にされていません。」(難病情報センターHPより)
 
「日本において、1年間に新たに発症するサルコイドーシス患者数は人口10万人あたり2~3人です。喘息の人口10万人あたり約3000人に比べるとずいぶんまれです。」(サルコイドーシス友の会HPより)
 
しかもこの病気、特定疾患に認定されているというから、かっこいい(←??)
 
 
 
な~んてのん気なことは言ってられない。
 
今までなら、こういう病気があるよと言われても、「へぇー」で終わりだが、
 
こんなに身近なことになろうとは思いもしなかった。
 
今週木曜日、ウインクの心臓検査に行った日、彼もまた肺の診断を受けに行っていた。
 
そして、この「サルコイドーシス」というまったく聞きなれない病気が疑わしいと言われた。
 
まだ確定したわけではなく、来月中旬に肺にカメラを入れて、組織を採って検査することになっている。
 
幸い、病気の原因はまだ分からないものの、治療法は確立されていて、
 
80%ぐらいの患者は治癒するそうだ。ホッ
 
(しかし、ごくごく稀に死亡するケースもあるという・・・)
 びまん性悪性腹膜中皮腫
 
「肺を包む「胸膜」、肝臓や胃などの臓器を覆う「腹膜」、心臓を包む「心膜」の表面に存在する中皮細胞に発生するガンを悪性中皮腫といいます。発生部位によって悪性胸膜中皮腫、悪性腹膜中皮腫、悪性心膜中皮腫に分類されます。まれなガンといわれてきました」(「家庭の医学」より)
 
今年、アスベスト問題でたくさん報道されて有名になっていた中皮腫、
 
でも実は「発病頻度は肺がん100例に対し1例程度」という珍しい病気(ガン)である。
 
そして、中皮腫のうちの80%がアスベスト問題で取り上げられている胸膜中皮腫で、
 
腹膜に発生する中皮腫はもっともっと珍しい病気。
 
さらに、発病者は女性より男性が多く、年齢層として、平均50代というデータがある。
 
なのに、なのに!!
 
まさか20代の私が、もっとも珍しい腹膜中皮腫にかかるとは・・・
 
連続4回ドリームジャンボの一等賞に当たるようなもの??
 
病気の原因はまだ解明されておらず、
 
あまりにも稀な病気のため、症例が少なく、治療法も確立されていないのが現状らしい。
 
ちなみに私が入院している有名な大学病院でも、過去に3例しかいなかったそうだ・・・
 
そんなわけで、来週月曜日から手探り状態の治療が始まる。
 
抗がん剤を使うため、強い副作用が予想され、しばらくは外泊も外出もできないので、
 
先生は気を利かせて、今回の外泊期間をとても長くしてくれた次第である。
 
 
 
最初に診断を聞いたときはショックを受けたけど、
 
でも今は自分のことよりも彼のこととウインクが心配である。
 
そして、これからジュニアを病院に連れて行くが、いったいどんな病気が診断されるやら・・・(汗)
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