2005年11月19日アーカイブ[1/1]ページ

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「えぇ、そうなんです。
 
ウチは猫を3匹飼ってますが、それがある日忽然と姿を消したんです。それも3匹同時に!」
 
 
 
「いいえ。外に逃げたなど・・・そんなはずはありません。
 
ドアも窓も全部閉まってますし、第一、ミーアはビビリーだから、外が怖くてとても出られません。」
 
 
 
「え?そうですね。確かに密室ミステリーになりますね。
 
でも、それだけじゃあないんです。
 
実は・・・
 
 
 
姿は消えたんですが、気配を感じるんですよ・・・」
 
 
 
「本当です。だって、ごはんはいつもいつの間にかきれいになくなってるし、
 
トイレもいつの間にか、ウンチ玉とオシッコ玉が山盛りになってるんです・・・」
 
 
 
「『透明人間』ならぬ、『透明猫』??そんなぁ、冗談は困ります。
 
もう二度とあの子達の可愛い姿を見ることができないんですか?T_T」
 
 
 
「心当たりですか?う~~~ん、特にないですね。
 
いつものように夜寝ようとしたら、猫が誰も布団に入ってこないので『アレ?』と思って、
 
そういえばみんな見当たらないなぁって気づいたんです。
 
いつも夜一緒に寝てるのに、もう寂しくて悲しくて・・・」
 
 
 
「いつからって?そうですね・・・もうここ2、3日ずっとこんな感じです。
 
・・・そう、思い出した、○×日です。
 
すごく寒かったので、こたつを出して、この冬初の鍋をやってたんです。
 
そのときはまだ猫たちがいて、みんなして鍋に興味津々でこたつの上に飛び乗ったりして、
 
危ないからって一々下ろしてたのを覚えてます。」
 
 
 
「えぇ、それからです。猫たちの姿が消えたのは。」
 
 
 
「現場ですか?こちらのリビングです。」
 
 
 
「これがそのこたつです。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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っておい!!キミたち、こたつ引きこもりか?!!
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ウインク&ジュニア:キャッキャッ、見つかっちゃった~♪
 
 
 
「無駄な抵抗はやめて、すぐ出てきなさ~い。」
 
「・・・・・・」
 
「・・・・・・ごはんよぉ~~
 
「わ~~~い
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こうして、また一つ、世にも不可解な「猫が消えた」ミステリーが解けたのであった。(^^;;
 
 
 
それにしても、こいつら、こたつ出したとたん一緒に寝てくれなくなった。なんちゅー現金なヤツラ。(泣)
 
あぁ、こたつなんて、出さなければよかった。ブツブツ、ブツブツ・・・

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