2005年8月アーカイブ[2/12]ページ

さて、仔猫を迎えるまで、あと1週間ちょっと。
 
昨夜、メールが来ていたが、今日仔猫たちをワクチン接種に連れて行くそうだ。
 
しかし、メールには更に気になることが書かれていた。
 
仔猫たちがハゲかかっている!!らしい・・・
 
ま、実際に見ていないが、メールによれば、
 
ハゲと言っても、ちょっと毛が薄くなった感じ?
 
それ以外は、全員元気にいっぱい食べていっぱい遊んでいるとのこと。
 
今日のワクチンのついでに先生に診てもらうと書いてあった。
 
何かの病気じゃなければいいが・・・
 
 
 
しかし、ミーアの子たちは何でこんなに幸が薄いのかしら。
 
やっと4匹健康に生まれたと思ったら、1匹は障害があるし、1匹は頭デッカチだし、
 
今度は全員ハゲ?
 
ミーアの血が悪いからか、行いが悪いからか・・・
 
でも、障害があろうと、頭でかかろうと、ハゲだろうと、どんなことになろうと、
 
うちの子になった子を、絶対に幸せにしてみせるわ。
【トリビア風】かの科学者パスカルはこう言った――
 
人間はひとくきの葦にすぎない。
 
 
 
しかし、私は今、自分が1個の水風船にすぎないことを悟った。
 

 
 
いやぁ~、ちょっとかっこつけて書いてみただけ(^^;;
 
実は前にも書いたが、5月の連休明けてから、
 
友人に「お腹出てきたね~」と言われたのがきっかけで、ダイエットを始めたが、
 
最初は順調に体重が減ったものの、元の体重まであと2Kgのところで、ピタリと止まった。
 
しかも、お腹のぽっこりも引っ込むどころか、どんどんひどくなる。
 
「やっぱトシかしら?」などと、のん気に構えていたが、
 
さすがに薄着の季節になると、見た目が気になってきた。
 
それに、なんだかお腹が張って、ちょっと苦しいかも?
 
というわけで、胃潰瘍の治療で病院に行った時に、さりげなく先生に聞いてみた。
 
「あの~、ちょっとお腹が出てきてしまって、太っただけなんですかね?」
 
先生も至極さらっとこうおっしゃった。
 
「ガスかもしれませんね。気になるのでしたら、ちょっと検査でもしてみます?」
 
 
 
ところが、この検査が「ちょっと」だけでは終わらなかった。
 
レントゲンやら血液検査やら、どれも異常がなかったので、CTスキャンを受けることになった。
 
そして、先週の土曜日、このCTスキャンの結果を聞きに病院に行ったのだが、
 
先生は私の顔を見るなり、とても深刻そうな声でこう言った。
 
「CT検査で分かりました。お腹に水が溜まってます。しかもかなり多量です。2~3Lあるでしょう。」
 
なぁ~んだぁ、そうだったのか~、
 
だから、体重が2Kg分どうしても減らないし、いくら腹筋してもお腹はへこまなかったんだ~
 
太ったわけじゃなかったんだ。よかったよかった。(^o^)/
 
ヨカッ・・・・
 
      タ・・・・・・・?
 
 
 
って、えええーーーーーっ?!大量の腹水??な、なんで?
 
「原因はこれだけでは分かりません。入院して、精密検査を受けてください。」
 
にゅ、入院??ちょっとビビリながらも、
 
「検査なら通院して受けてもいいですか?今はまだお腹が張ってる以外生活に支障はないし。」
 
と言ってみた。
 
だって、入院したら、ミーアの世話ができなくなってしまう。
 
それに、仔猫だってもうすぐ来るのだから、入院なんかしていられないわ。
 
先生もどうしても入院しろとは言わなかったので、とりあえずいろいろ検査して、
 
原因を突き止めてから決めることになった。
 
受けた検査は、レントゲン2回、血液検査3回、超音波2回、CT1回、MRI1回、腹水穿刺1回。
 
もう現代医学の集大成。
 
 
 
これらと前に受けた胃カメラの検査も合わせて、
 
私のカルテにはいろいろな写真やフィルムが貼られている。
 
彼曰く――――
 
「写真集が出せるね。」
 
こんなマニアックな写真集、誰が見るかい!
 
そりゃね、確かに胃壁の写真はきれいなピンクで、レントゲン写真は渋いモノクロで、
 
CTもMRIも見ようによっては、カッコイイ(?)かもしれないけど。
土曜日に受けた検査と言えばこれはどうしても書いておかなければならない。
 
最後に受けた血液検査のための採血で、酷い目にあった。
 
新米の看護婦さんらしくて、ものす~っごくヘタクソ!
 
ブスって刺されたときからずっと痛くて、しかも試験管5本分も取らなきゃいけないから、
 
最後には血が出にくくなったみたいで、思い切り注射器で血を引き抜かれた。
 
ジュジューって音が聞こえそうなくらい。
 
そんな私の腕には、1週間近く経った今でも、青あざが残っていて、触ると痛い(T_T)
 
今度また採血するようなことがあったら、絶対アイツにはやらせない!!
 
 
 
最後に受けた腹水穿刺っていうのが面白い体験だった。
 
(なんか「穿刺」って字を見ただけで痛そう。汗)
 
要するにお腹に穴開けて、溜まってる水を少し抜くこと。
 
このサンプルを分析して原因を探すというわけ。
 
先生から説明を受けたとき、真っ先に「い、痛いですか?」と聞いてしまった。(^^;;
 
先生は麻酔するから、痛くないよ。最初の麻酔の注射だけちょっと痛い。」と答えた。
 
麻酔の注射だけならチクッと1回だけで済むから、いいか、と思ったのが甘かった。
 
この最初のチクッだけでもかなり痛い!
 
そして麻酔液が注入され、麻酔が効いてくると、
 
先生が針の先で皮膚をツンツン突いても痛みを感じなくなった。
 
「麻酔効いてますか?痛いですか?」
 
「いいえ、痛くないです。」
 
もう痛いのはこれで終わり、ホッ)と思っていたら、先生の次の言葉で震え上がった。
 
「麻酔が効いてるのは表面だけですから、もうちょっと奥に進みますね。ちょっと痛いですよ。」
 
って約束がちがーーーーう!麻酔は1回だけじゃないの?!と抗議する間もなく、
 
麻酔の針が更に進み、また激痛に襲われた。
 
しかも、恐ろしいことに、これを5回も繰り返された。奥へ行くほど痛い(涙)
 
知らなかった。麻酔ってこんなに地道な作業だったのね。1回で済むものだと思ってた。
 
でも、麻酔が全部効いた後、穿刺用の針(もっと太い)を刺されても、
 
違和感があるだけで、全然痛くなかった。
 
サンプル用の水を取ってから、あまりにも私のお腹が張っていて辛そうに見えたのか、
 
先生は「苦しくないですか?今日少しお水を抜きましょうか?」と言って、500ml分抜いてくれた。
 
とても優しい先生である。
 
これで500g分痩せたかしら?(^^;;
 
こうして、病院での苦難の6時間が過ぎ、家に帰ったのだった。
 

 
彼の名言
 
ねぇねぇ、どうしよう、お腹に水がいっぱい溜まってるんだって。
 
よかったね。砂漠で遭難したら、間違いなくキミの方が助かる確率が高いよ。
 
よ、よくない。どうやって利用するのよ。お腹に蛇口でもつけるの?
 
 
 
いやだな・・・、このぽっこりお腹、病気とは言え、みっともない。
 
大丈夫、ラクダのコブが前に生えたようなもんさ。
 
あの・・・、それって、みっともないラクダじゃない?
 
 
 
ねぇ、このお腹の包帯、もう取ってもいいよね?
 
ダメダメ、水風船に穴が開いたらどうなる?取ったらプシュ~~だよ。
 
・・・・・・
 
というわけで、私は1個の水風船である。(今は)

アーカイブ

Powered by Movable Type 4.23-ja